メジャーリーグで数々の偉業を成し遂げているドジャース・大谷翔平選手の、偽ユニホームを販売していたなどの疑いで島根県の男が逮捕された。
<身柄をいわき中央警察署へ>
10月10日午後3時半すぎ、福島県のいわき中央警察署に移送されたのは、商標法違反の容疑で逮捕された島根県の会社員・田村拓也容疑者(44) 。
今後取り調べなどが進められることになる。動機面や具体的な供述などは、まだわかっていない。
<被害額は300万円以上か>
田村容疑者は、2023年12月ごろから2024年4月までの間、福島県内に住む男性など3人に大谷選手のニセのユニホーム3着をあわせて2万6000円で販売したほか、ニセのユニホームやパーカーあわせて360着を販売目的で所持し、商標権を侵害した疑いが持たれている。
警察が、インターネット上でサイバー捜査を進め、田村容疑者の犯行を特定した。被害額は300万円以上にのぼると見られている。
<1万円以下で販売>
メジャーリーグの公式オンラインショップのホームページによると大谷選手が着ているユニホームと同じ仕様のものが7万円。また、スポーツショップなどで販売されているレプリカユニホームは約2万4000円で販売されている。
これに対し、捜査関係者への取材によると、容疑者の男は偽のユニホームを1万円以下で販売していたとみられている。
<ロゴ類似も生地で偽物と分かる品質>
捜査関係者によると、偽のユニホームはスポーツブランドのロゴ部分を似せていたが、生地の肌ざわりなどで偽物と分かる品物だったという。
警察は11日に田村容疑者を送検し、偽物のユニホームをどのように入手したのかなどさらに詳しく調べを進めることにしている。
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