福井市が公募した介護サービス事業者の非公開の情報を漏らしたとして地方公務員法違反の疑いで書類送検された小寺正樹副市長について、共産党県委員会などは11日、小寺副市長を解任するよう市に申し入れました。
          
この申し入れは、共産党の県委員会や福井市委員会が合同で行ったもので、11日は共産党の市議らが西行市長宛てに申し入れ書を提出。「市長が先頭に立って実態の解明に乗り出し、市民に説明し、問題の根を断つために行動することを強く求める」としています。
  
申し入れの具体的な内容は▼西行市長が小寺副市長から聞き取りを行った上で副市長を解任すること▼職員OBなどが市政に働きかけを行っていないか調査すること▼調査結果と対策を市民と議会に説明することの3つです。
  
市は「申し入れ内容に適切に対応したい」としました。
  
小寺副市長は、福祉部長だった2022年6月下旬ごろ、市が公募した介護サービス事業者の非公開の情報を社会福祉法人の男性職員に漏らしたとして、地方公務員法違反の疑いで書類送検されました。
 
また県警は、小寺副市長に情報を教えるようそそのかしたとして、福井市の職員OBで社会福祉法人の70代の男性職員も書類送検しました。       

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