群馬県伊勢崎市で5月、トラックが対向車線の乗用車2台と衝突し2歳児を含む5人が死傷した事故で、前橋地裁は15日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)で起訴されたトラック運転手、鈴木吾郎被告(70)=同県吉岡町=について、より法定刑の重い危険運転致死傷への訴因変更を認めた。前橋地検が11日に請求していた。
訴因変更請求書などによると、鈴木被告はアルコールの影響によって正常な運転が困難な状態でトラックを走行。5月6日午後4時15分ごろに国道17号で、時速約90キロまで急加速するなどして対向車線の2台と衝突し、5人を死傷させた。
事故では前橋市の会社員、塚越寛人さん(当時26歳)と息子の湊斗(みなと)ちゃん(同2歳)、塚越さんの父正宏さん(同53歳)の家族3人が死亡し、遺族も危険運転致死傷への訴因変更を求めていた。【加藤栄】
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