物価高が札幌の新しい顔にも影響を及ぼしそうです。
JR札幌駅南口の再開発で、JR北海道が新しいビルの規模の縮小を検討していることが分かりました。
札幌の新たなランドマーク 小さくなる?
JR札幌駅南口の再開発を巡っては旧エスタの跡地などにJRタワーを超える高さ245メートルのビルの建設が予定されていました。
しかし、工事費の高騰の影響で、2028年度予定の開業は2年延期される見通し。旧エスタの解体も遅れています。
さらに…
「当初245メートルの建物が建つ予定でしたが、40メートルあまり低くなる可能性が出てきました」(小出昌範ディレクター)
「規模縮小も含めて、いろいろ検討しないとならないと思っている」(JR北海道 綿貫泰之社長)
JR北海道の綿貫社長は再開発ビルの規模の縮小を検討していることを明らかにしました。
関係者によりますと、建設資材の高騰で、工事費の大幅な値上がりが影響しました。
ただ、関係者は「札幌ナンバーワンで、東京より北で一番高くするというコンセプトがある」として、新しいビルは200メートルの高さは確保するとみられます。
市民からは賛否両論
市民の受け止めは…
「大きい方がいい。かっこいいよね。駅前らしくて」
「(建物の高さは)必要ないかなと思います。工事も遅れるし、お金もかかるし。早く建ててくれた方がありがたい」(すべて札幌市民)
再開発ビルには新しいバスターミナルができますが、関係者によりますと、工事の進み具合によっては予定通りの2029年度開業を目指し、工事を2段階で進める可能性があります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。