強盗事件が相次ぐ首都圏ですが、そんな中、17日もまた関連が疑われる事件が千葉県で起きました。

共通点が多いですが、同一犯なのか模倣犯なのか?
一連の事件と関連はあるのでしょうか。

複数の捜査関係者が行き交う住宅。
17日朝に何者かが侵入し、金品などが盗まれた千葉・市川市の現場です。

事件は、この一軒家に住む72歳の女性からの「玄関が開けられ、室内が荒らされている」という通報で明らかになりました。

警察によりますと、1階の窓ガラスが割れていて、室内にはハンマーや粘着テープが残されていたほか、現金や車がなくなっているということです。

事件発生時、市川市の住宅の住人は外出していてけがなどはないということですが、現場周辺では、不審な人物が近隣住民に目撃されていました。

近隣住民:
初めてですよ、怖い。私のところも2、3日前から工事の方が何度か来たんですよ。「屋根がおかしい」とかなんとか言ってきた。2件くらい来たんですよ、違う人で。

一軒家から金品と車が被害に遭う事件は、この現場から約11km離れた千葉・白井市の一軒家でも起きています。

16日未明、70代の母親と40代の娘が住むこの家に複数の男が侵入し、2人の手を縛ったうえ顔などを暴行。
その後、現金約20万円とガレージにあった車を奪って逃走したのです。

男らは犯行直前、現場から600メートルほど離れたコンビニでテープのようなものを購入していたことが分かっています。

さらに、親子が襲われた直後、同じコンビニに不審な男が現れ、店員に「充電が切れたので、横浜に行くためのタクシーを呼んでほしい」といった話をしていたことが新たに分かりました。

男が口にしたという神奈川・横浜で16日に明らかになったのが、横浜市青葉区の一軒家で住人の後藤寛治さん(75)が遺体となって発見された事件です。

後藤さんの両手足は粘着テープで縛られていて、体には暴力を受けたような傷と出血があったということです。

家具作りの教室に通っていたという後藤さん。
同じ教室に通っていた知人は、その人柄を「(家具作りは)すごく上手で、性格もすごく優しい温厚な方。結構体力のある方だったんです。(家具作りは)金づち打ったりノミで削ったり、力があるので。ショックですね」と話します。

事件現場には、土足で室内を歩き回った複数の跡や、タンスなどが物色された形跡があることが新たに分かりました。

ただし、金品が奪われたかは明らかになっていません。

17日朝に起きた事件を含め、関東で相次いでいる“闇バイト”が関連するとみられる強盗事件。

17日、一連の強盗との関連が疑われている監禁事件の指示役の男らが、「ジョジョ」というあだ名を使っていたことが分かりました。

9月、東京・練馬区の路上で40代の男性が襲われ、5時間にわたり車で監禁された事件が発生。
その後、5人の男が逮捕されました。

捜査関係者によりますと、このうちの1人が「3人くらいの男から電話で指示を受けたが、彼らは『ジョジョ』などのあだ名で呼び合っていた」と供述しているということです。

関東で広がりを見せる強盗事件。
捜査のさらなる進展が望まれます。

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