■父親をインスリン過剰投与 弟を練炭自殺を装って殺害
大阪府堺市で父親と弟を殺害した罪などに問われた女の控訴審で大阪高等裁判所は、一審の無期懲役判決を支持しました。
足立朱美被告(49)は6年前、堺市・中区の実家で、父親の富夫さん(当時67)にインスリンを過剰に注射して殺害し、弟の聖光さん(当時40)を練炭自殺を装って殺害した殺人などの罪に問われています。
■高裁も一審と同じ「無期懲役」判決
一審で足立被告は黙秘し、弁護側が「富夫さんは末期がんで死亡し、検察の立証は不十分」と無罪を主張しました。
一方、検察は死刑を求刑し、大阪地裁はおととし、無期懲役の判決を言い渡し、双方が控訴していました。
大阪高裁(長井秀典裁判長)は26日、控訴を退け一審の無期懲役判決を支持しました。
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