海上自衛隊は21日、事実上の空母化に向けて改修中のヘリコプター搭載型護衛艦「かが」が派遣先の米国で、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの着艦を初めて成功させたと明らかにした。その模様を撮影した画像を公式X(ツイッター)などSNS(ネット交流サービス)に投稿している。
海自によると、21日午前7時ごろ(現地時間20日午後3時ごろ)、米国西海岸サンディエゴ沖で、「かが」の飛行甲板にF35Bが垂直着艦した。投稿された機体画像の尾翼には、「FLIGHT TEST」というアルファベットとともに、「かが」と戦闘機、花の絵をあしらった特別な部隊マークが描かれていた。
「かが」はF35Bの運用試験のため、9月に海自呉基地(広島県)を出航した。11月半ばまで発着艦の可否や甲板から格納庫への機体のけん引などの手順を確認する。【松浦吉剛】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。