丸山大輔元長野県議の妻殺害事件の裁判です。検察が提出した防犯カメラ映像に映っているのが被告の車かどうかについて、証人尋問が行われました。検察側の証人は「被告の車と同一性が高い」とする一方、弁護側の証人は「不鮮明で一致するとは言えない」と真っ向から否定し、見解も対立しています。

元県議の丸山大輔被告(50)が、妻・希美さん(当時47)を殺害した罪に問われている裁判員裁判。

22日も一つ目のテーマ「被告の所在・移動の状況」について審理が行われました。

検察は、被告が長野市の議員会館から塩尻市の自宅兼酒蔵まで車で移動し、犯行に及んだことを立証するため、被告の車が映ったとされる防犯カメラ映像を証拠として提出しています。

21日の裁判では、検察側の証人として画像解析の専門家である立命館大学の名誉教授が出廷しました。

被告の車と映像の車はナンバープレート左右のへこみ傷の位置や形が一致しているなどとして、「同一性が高い」と話しました。

一方、22日は弁護側の証人として警察などから科学鑑定を請け負っている民間会社の代表が出廷。

映像について、「不鮮明で、被告の車と一致するとみるのは困難」などと話しました。

映っているのは、被告の車なのか。

23日は、「被告の所在・移動の状況」について、検察側と弁護側が意見を述べる論告・弁論が行われます。

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