普通免許で運転でき小回りが利くバンタイプの給水車。「オーニングテント」がせり出し雨天も作業しやすい(茨城県つくば市役所)

茨城県つくば市は、全国の地方自治体で初めてバンタイプの給水車を導入した。通常の給水車に多いトラック型に比べて小回りが利き、普通免許でも運転できるため災害時の機動性が増す。

給水タンクの容量は950リットル。加圧ポンプを搭載し、圧力をかけながら貯水槽などに給水できる。「オーニングテント」を車両横にせり出すことができ、雨天などでも給水作業がしやすい。給水タンクは車内に格納し寒冷地でも凍結しにくい。

従来のトラック型は準中型免許が必要(能登半島地震で派遣したつくば市の給水車)

総重量が3.5トン以上のトラック型の給水車は準中型免許が必要だが、今回導入したバンタイプの給水車は総重量が3.5トン未満。四輪駆動で走行する。地震や台風、大雨などの災害時には救援に必要なスタッフが不足する可能性もあり、普通免許で運転できる給水車を臨機応変な対応に生かす。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。