【ニューヨーク=共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した際の本塁打のボールを出品したオンライン競売で22日(日本時間23日)、入札額が341万6千ドル(約5億1800万円)となった。競売会社によると、本塁打のボールの史上最高額を更新した。競売は9月下旬に約60万ドルで始まり、5倍以上に高騰した。
入札額はさらに上がる可能性がある。これまで最高の落札額は1998年に当時カージナルスのマーク・マグワイア選手が打った70号で約300万ドルだった。
大谷選手の記念球には公式球と証明する大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーの署名が刻印され、打撃時の薄い黒い跡が付いている。
ドジャースは今月20日にワールドシリーズ進出を決め、今後も大谷選手の活躍が期待される。主催した競売会社のケン・ゴールディン代表は16日の取材で、ポストシーズン終了まで競売を待たなかった理由について「みんなの関心が野球から離れてしまう前に終わらせたかった」と語った。
競売が発表されて以降、出品者とは別の観客2人が球場で自分がボールを先に捕り、出品者に奪われたと提訴。その後、当事者らは所有者と認定された人物に競売の収益を渡すことで合意した。
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