東京都三鷹市の住宅で発生した強盗未遂事件で、警視庁捜査1課は31日、京都市下京区の大学生、佐円昌紀容疑者(23)を同容疑などで逮捕した。同課によると、同容疑者は都内の交番に出頭し、「金に困っており、X(旧ツイッター)で『ホワイト案件』を検索した」と供述している。

捜査1課は他にも事件に関与した人物がいるとみて行方を追うとともに、8月以降に関東で相次ぐ「闇バイト」による連続強盗事件との関連を調べる。

逮捕容疑は30日午前1時ごろ、何者かと共謀し、三鷹市の戸建て住宅に窓ガラスを割って侵入し、住人の70代男性の首を絞めるなどの暴行を加え、金品を奪おうとした疑い。男性が抵抗したため何も奪わず逃走した。男性にけがはなかった。

捜査1課によると、佐円容疑者は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で指示を受けて上京し、現場近くの公園で複数の人物と合流して現場に向かった。当初は物を運搬する「運び屋」の仕事と指示されていたが、集合場所で仕事内容が空き巣だと知らされた。同容疑者は「『逃げたら殺す』と脅された」と話している。

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