映画やアニメのストーリーや画像を無断でインターネットに掲載するいわゆる「ネタバレサイト」を運営したとして、会社社長など3人が逮捕・送検されました。代表の男は記事を書くライターを10人ほど雇い、多数の作品を公開して広告料を得ていたと見られています。

著作権法違反の疑いで逮捕され、31日朝、送検されたのはいずれも都内に住む、ウェブサイト運営会社の社長・竹内渉容疑者(38)と社員の平田修一容疑者(33)、ライターの馬場里比人容疑者(45)です。
警察によりますと、3人は共謀して映画配給会社などの許可を得ずに「ゴジラ-1.0」や「劇場版ハイキュー!!」などの画像を切り出し、せりふや展開をまとめてインターネット上に公開した疑いが持たれています。

竹内容疑者はライターを求人ページで募集し、10人ほど雇っていたとみられていますが、調べに対し、竹内容疑者と平田容疑者は黙秘し、馬場容疑者は容疑を一部否認しているということです。

こうしたウェブサイトは「ネタバレサイト」と呼ばれ、コンテンツの海賊版対策に取り組む団体によりますと、「ネタバレサイト」の摘発は全国で初めてとなります。
3人が関わっていたサイトには、摘発された作品以外にも多数の映画やアニメの情報が公開されていて、警察は他の作品も違法に掲載していた可能性があるとみて調べています。

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