科学技術振興機構(JST)は1日、政府が創設した10兆円規模の大学ファンドの4〜9月の運用実績(速報)を発表した。評価損益を含む運用成績は1551億円のプラスで、収益率は1.4%だった。
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文部科学省の担当者は「市場は乱高下したが、適切に利益を確保した」としている。
JSTが7月に発表した2023年度の運用実績では、評価損益を含む運用成績は9934億円のプラス、株式の配当や確定した損益を合算した損益計算書上の当期利益は1167億円の黒字だった。
ファンドは運用益を「国際卓越研究大学」の支援に充て、世界最高水準の研究大学をつくることを目指す。
文科省は6月、東北大が認定基準を満たしたと発表。東北大は今後、体制強化計画の認可などを経て、正式に支援第1号となる。同省は24年度中に2度目の公募を始める方針だ。
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