甲府地方気象台は7日、富士山(3776メートル)が初冠雪したと発表した。1894年に観測を始めてから130年で最も遅い。例年に比べ気温の高い日が続いたのが要因とみられる。6日朝には山頂の積雪が、静岡県側や麓の山梨県富士吉田市から確認できたが、目視観測を担う甲府地方気象台からは曇りで見えず、発表がなかった。
気象台によると、初冠雪は平年より36日、昨年より33日遅い。これまで最も遅かったのは1955年と2016年の10月26日だった。
気象台は山頂から約40キロ離れている。山頂では6日夕方から夜にかけて断続的に雪が降った。地域気象観測システム(アメダス)では、6日午後9時に氷点下10.5度まで冷え込んでいた。〔共同〕
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