広島県警は、電動キックボードで道路交通法の違反行為を２回行ったとして、広島市に住む男性に対して改正道交法の施行以降、県内で初めて運転者講習会を実施したと明らかにしました。
警察によりますと、広島市に住む２０代の男性会社員は今年９月から１０月にかけて広島市内の歩道上を２回にわたり、電動キックボードに乗って走行したとして、パトロール中の警察官に検挙されました。
電動キックボードには制限速度の違う「車道」と「歩道」の走行を使い分けるための速度の切り替え機能がありますが、男性は「歩道」モードに切り替えていなかったということです。
去年７月に改正された道路交通法では、電動キックボードなどの特定小型原動機付自転車で、信号無視や酒気帯び運転など１７種類の違反行為を３年以内に２回以上、行った場合、公安委員会が実施する運転者講習を受けることになっています。
県警は違反をしたこの男性に対して、７日、県内で初めて運転者講習を実施したと明らかにしました。
講習では交通ルールの周知など３時間にわたって行ったということです。
なお運転者講習の受講対象となったにも関わらず講習を受けなかった場合は、５万円以下の罰金刑を受けるということです。
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