ゴールデンウイークを海外で過ごす旅行客らで混雑する福岡空港の国際線ターミナル=福岡市博多区で2024年4月27日午後1時、矢頭智剛撮影
写真一覧

 最長で10連休となる大型連休が27日、始まった。2023年5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行後、初のゴールデンウイーク(GW)。福岡空港(福岡市)の国際線ターミナルは初日から大きなスーツケースを持った利用客らでにぎわった。

 職場の同僚とドイツを旅行するという大分市の公務員、野中麻衣さん(35)は「ビールやソーセージの食文化や、街並みを楽しみたい」と声を弾ませた。

 一方、円安や物価高の影響も無視できない。イギリスとフランスを長女と訪れるという福岡県福津市のパート、石橋芳子さん(61)は「ポンドもユーロも日に日に上昇している。仕方ないが、少しでも円安が緩和してくれれば……」とため息交じりに話した。

 同空港の運営会社「福岡国際空港」によると、GW期間中の出国者数は前年比約1・6倍の11万4600人を見込んでいるという。【河慧琳】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。