独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)は8日、病院内で不要になった鉄製のベッドやエアコンなどの備品を売却し、その売り上げを着服していたとして、若狭高浜病院の50代の男性職員を懲戒解雇しました。
 
病院によりますと、男性職員は2022年7月21日から2024年2月15日の間に9回にわたり、病院内で故障したり不要になったりした鉄製ベッドやエアコンなどの備品を業者に販売し、その売り上げ金12万790円を着服していました。
  
廃棄物の処分は男性が1人で担当していましたが、不審な点に気付いた上司が買い取り業者を通して伝票などを調査したところ、着服が発覚しました。
 
病院は2024年4月に警察に被害届を提出し、業務上横領の容疑で送検されましたが、その後不起訴となりました。
   
病院では今後、担当者を複数人にしたうえで、廃棄物の台帳を作成し、現金は扱わず振り込みを指定するなどし再発防止に努めたいとしています。

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