気象庁

 気圧の谷に流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定になり、鹿児島県や沖縄県で9日、大雨となった。気象庁は同日未明、鹿児島・奄美と沖縄本島北部で線状降水帯が発生したと発表、鹿児島県与論町に大雨特別警報を出した。記者会見で「直ちに身の安全の確保を」と呼びかけた。

 気象庁によると、11月に大雨特別警報が出たのは初めてで、最も遅い。

 気象レーダーによる解析では、沖縄県東村などや与論町の付近では1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられる。

 政府は9日、大雨特別警報発表を受け、官邸危機管理センターに官邸連絡室を設置した。(共同)

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