最大10連休となる2024年のゴールデンウィークが始まった。
歴史的な円安となる中、出国ラッシュは27日がピークで、成田空港は朝から長蛇の列ができた。

朝から保安検査場に向かう長い列ができた成田空港の出発ロビー。

1ドル = 158円台という歴史的な円安が進む中、27日の1日で、成田空港から約5万1000人が出国するとみられている。

海外旅行に行く人「ドイツ・フランクフルトに行って、フランス・スイスを回ってこようかなと。なるべくお金を使わずにドライブ旅行で。スーツケースに半分食料持って行ってきます」

記者「これからどこに?」
グアムに行く家族(子)「グアム」
記者「グアムで何を?」
グアムに行く家族(子)「プール」
グアムに行く家族(親)「今回は(円安で)お得感がないので、控えめでいこうかなと」

成田空港ではゴールデンウィーク期間中に、2023年より約36%多い、43万人余りが出国する見込みで、コロナ前の2018年の9割ほどに回復したという。

一方、国内線も27日が下りのピーク。
羽田空港の出発ロビーには、スーツケースを持った家族連れの姿が多く見られた。

記者「これからどこに?」
子ども「ひろしま~! 会いに行くの、ばーばとじーじに。風船買ってもらう」

JR東京駅も、旅行に向かう人などで混雑している。

滋賀に帰省「子どもがパンダが好きなので アドベンチャーワールド(和歌山)に行って、パンダを見に行ってきます

東海道・山陽新幹線「のぞみ」はゴールデンウィーク期間中は全て指定席となっていて、午前発の下りの列車はほぼ満席となった。

3月16日に北陸新幹線が延伸したばかりのJR福井駅では、関東方面から乗り換えなしで帰省してきた家族連れなどでにぎわっていた。

新幹線が到着すると、観光客や帰省客など多くの人が下車した。

新幹線で来た親子(親)「乗り心地も良かったし、結構あっという間だった」
新幹線で来た親子(子)「恐竜博物館が楽しみ」

そしてゴールデンウィーク初日、北海道・札幌市の桜の名所・円山公園もにぎわっていた。

すでにソメイヨシノは満開を過ぎたが、家族連れなどが花見を楽しんでいた。

訪れた人「きれいです。暖かいですし、お花見日和」

札幌市では最高気温が27.9度まで上がり、真夏のような暑さとなった。

同じ北海道の遠軽町では30.1度を観測し、2024年初めての真夏日となった。

北海道で4月に真夏日となるのは6年ぶりで、観測史上、2番目に早い真夏日となった。

一方、連休初日、徳島県の鳴門海峡では、名物の渦潮を楽しむ観光客などでにぎわった。

観光客「すごいですね。大潮なので結構見られました」

27日は曇り空で肌寒い1日となったが、観潮船がダイナミックに渦を巻く渦潮に近づくと、一斉にカメラを向けていた。

東京・お台場では、ゴールデンウィーク恒例の肉フェスが開かれている。

2024年は「和牛」と「世界の肉料理」をテーマに、36のブースが出店した。

宮崎牛の大トロステーキ丼は、厳選した部位を使用しとろける食感が楽しめるという。食べた人は「やわらかい。お肉の甘みがある」と味わっていた。

ブラジルの肉料理・シュラスコ。
鉄製の串に刺した牛肉を炭火で豪快に焼き上げる。

チーズがかかったハラミのステーキも「チーズ好きにはたまらない」「お酒が進む」と人気だった。

肉フェスは、ゴールデンウィーク最終日の5月6日まで開催されている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。