北海道南部の七飯町で職務質問しようとした警察官が乗るミニパトカーの前部バンパーに高級車をバックさせて衝突させたとして、札幌市北区に住む58歳の会社役員の男が公務執行妨害の疑いで逮捕されました。

 男は事件後、函館市などの北海道南部の高規格道路で停車や発進を繰り返す「迷惑運転」をしていたとみられ、警察が関連を調べています。

 男は11月9日午前9時10分ごろ、七飯町の路上で、職務質問しようとした警察官が乗るミニパトカーに高級車をバックさせて職務の執行を妨害した疑いが持たれています。

 ミニパトカーのバンパーのへこみは軽く、警察官にけがはありません。

 警察によりますと、男が交差点で赤信号を無視したところを警察官が目撃。職務質問しようとしたところ、突然バックし、ミニパトカーの前部バンパーに衝突させました。

 男は衝突後、急発進して現場から逃走。その後、高規格道路「函館新道」で停車したり発進したりする「迷惑運転」を繰り返していたとみられます。

 警察は事故の危険があるとして周辺3つの高規格道路を一部区間を通行止めに。事件発生から9時間30分後に逮捕しました。

 調べに男は「自分の車をパトカーにぶつけたことは間違いない」と容疑を認めています。

 男は不動産関連会社の役員で、当時、1人で乗車していました。

 警察は男が信号無視や逃走した動機や責任能力の有無の他、高規格道路での迷惑運転との関連を慎重に調べています。

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