沖縄本島北部で9日未明から続く大雨で、10日午前11時現在、国頭村と名護市で床上浸水が8件、床下浸水が4件発生している。国頭地区行政事務組合消防本部によると、床上浸水8件のうち6件は国頭村比地集落で発生。この他、同村辺土名で1件、名護市で1件。家屋倒壊や人的被害は報告されていない。

詰まった排水口の落ち葉などを片付ける人たち=10日午前10時48分、名護市稲嶺(竹花徹朗撮影)

 県や国によると、国道や県道の通行止めや規制も本島北部各地で発生している。県道14号は倒木や道路陥没により、名護市源河―東村有銘の約8キロで全面通行止め。国道331号は大宜味村大保から東村平良の区間が倒木と陥没の影響で通れない。国頭村奥の国道58号と東村川田の県道70号は土砂などが流入し、通行止めとなっている。国道58号は国頭村宜名真―与那の約10キロが、大雨の影響で事前通行規制となっている。

冠水した国道58号を走る車=10日午前10時7分、名護市稲嶺(竹花徹朗撮影) 川の氾濫で押し寄せた泥を重機で片付ける地域住民=10日午前、国頭村比地(竹尾智勇撮影)=10日午前、国頭村比地(竹尾智勇撮影)    

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。