11月10日午前JR瀬戸大橋線で送電設備の不具合があり、走行中だった列車が瀬戸大橋で停車し立ち往生しました。約150人の乗客は、約6時間にわたって車内で足止めされました。

午前9時過ぎ坂出市の櫃石島(ひついしじま)付近の瀬戸大橋で、列車が停車しているのが確認できます。
JR四国によりますと、11月10日午前7時40分ごろ瀬戸大橋線の児島駅と宇多津駅の間で送電の設備が断線し壊れたということです。
この影響で約150人の客を乗せて走行していた高松発、岡山行きの快速マリンライナー10号が橋の上で停車しました。
乗客は車内で足止めされましたが、午後1時半ごろ救済の列車に乗り換え、午後1時50分ごろ岡山方面へ向けて出発しました。

(三竿雅義記者)
「瀬戸大橋は渡れず駅は混雑が続く」

ケガをしたり体調が悪くなった人はいませんでしたが、車内で足止めされた客は現場近くの児島駅で降り困惑の声をあげました。

(乗っていた人)
「葬式の予定だったが行けなかった。約6時間電車の中で缶詰」
「香川から大阪へ遊びに行く予定だった。(車内の)トイレの水が流れず大変だった」

車両は現在も橋で立ち往生していて、児島駅と宇多津駅の間は上下線で運転を見合わせています。JR四国は先ほど会見を開き、謝罪するとともに11月10日午後7時半の運転再開を目指すとしました。

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