大阪府警福島署の留置施設で手足を一時拘束された男性容疑者(57)が死亡した事案について、府警は8日、男性の死因は体位性窒息の疑いがあると発表した。呼吸しづらい姿勢が一定時間続いたことが原因とみられるという。
男性は傷害容疑で5日に逮捕された。留置の際に暴れたことから、署員らが手足を拘束する「戒具」を2回にわたり、計9分間装着した。同日夜、戒具を付けた状態で保護室のトイレに顔を入れてぐったりしているのを署員が発見。病院に搬送されたが死亡が確認された。
府警留置管理課によると、男性は署員に発見される直前、寝返りをしてうつぶせになってトイレに近づき、その後に動かなくなったことが確認されたという。府警は男性の死亡の経緯を引き続き調べる。【岩本一希】
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