SNSアプリのインスタグラムで知り合った女から副業を勧められたことをきっかけに、米子市の50代の男性が約186万円の特殊詐欺被害にあったことが分かりました。

鳥取県警察本部によると、被害にあった男性は、8月28日にインスタグラムを見ていると、副業をして稼いでいると投稿している女からアカウントをフォローされたのをきっかけにつながり、紹介された女のラインのアカウントを登録。
「マネージャーの指示通りすれば、日給5000円は狙うことができる」などとのメッセージを信じ、報酬を受け取るためのサイトや暗号資産取引のためのアプリを登録。暗号資産の取引をしたところサイト上で残高が増えていったとしています。

その後、「生活調整プロジェクトに参加すれば、参加費として振り込んだ金額が3倍に増える」などと誘われ、さらに紹介された別のラインアカウントを登録。
参加費として66万円を振り込み、指示通りにサイトを操作すると、「操作ミス」を理由に解決費として120万円を追加で要求されたということです。

男性は、解決しないと報酬が受け取れないと考え、要求通り現金120万円を振り込んだとしています。しかしその後、サイト内で増えた残高を出金しようとした際、出金には160万円の税金が必要だと告げられ、これらを不審に思い警察に相談してようやく詐欺に気付いたとしています。その結果、合計186万円の被害にあったことが明らかになりました。

鳥取県警は、「簡単」、「高収入」などとうたうネットの副業広告は詐欺を疑うことと注意を呼びかけています。
また副業開始後に少額の「利益」が得られる場合があるのは、信じさせるための「罠」だとし、ネット上の不審な勧誘には十分注意するよう呼びかけています。

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