医師不足で小児科の夜間救急外来を一部制限している那覇市立病院が、夜間のオンライン診療を実施している。パソコンやスマホで自宅にいながら医師の診療が受けられ、待ち時間が少ないなどのメリットがある。今月1日~来年3月31日の試験運用。効果を検証した上で、来年度以降も継続するか検討する。
対象は県内在住の0歳~中学生。「こども医療費助成制度」で無料扱いとなるが、いったんクレジットカードなどで支払いを済ませ、後日市町村で還付手続きをする必要がある。追加費用は発生しない。
オンライン診療時間は平日午後5時15分から翌午前8時30分、土日祝日は午後7時30分から翌午前8時30分。年末年始は24時間対応となる。オンライン診療を行う東京の会社「ファストドクター」の医師らが対応にあたる。
風邪症状や消化器系、アレルギー、発疹などに対応する。救急車を呼ぶべきか迷った場合などに活用でき、診療後は薬局などで薬を受け取れる。医師が緊急性が高いと判断した場合は、救急車を呼ぶなどして対応する。救急車の受け入れは従来通り対応している。
同院は「小児科の救急医療体制を補完することが目的。子どもの発熱や体調不良、病院への移動が難しい時などに活用してほしい」としている。
詳細は下記のURLから。問い合わせは同院、電話098(884)5111。(社会部・下里潤)
ファストドクターのオンライン診療
https://fastdoctor.jp/partnership/nahacity-hospital/
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