東北電力は12日、再稼働直後に機器のトラブルがあり停止させた女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を、13日に再び起動する予定だと発表した。トラブルの原因は、原子炉内へ機器を通す案内管接続部のナットの脱落だったと11日に公表しており、同じ形状のナットの点検を終えたという。
核分裂が安定的に続く臨界に到達後、発電を再開し、12月ごろ営業運転を開始する計画。
女川原発は東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉で、10月29日に東日本大震災の被災地の原発として初めて再稼働した。トラブルは今月3日に発生し、4日に核分裂反応を抑える制御棒を挿入し、原子炉を停止させた。(共同)
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