札幌市に住む70代の女性に対し、警察官や検事などをかたって電話をかけて金をだまし取ろうとする詐欺事件があり、東京都葛飾区の19歳の無職の男が特殊詐欺未遂の現行犯で逮捕されました。
男は氏名不詳の人物と共謀し、10月29日から11月8日までの間、札幌市手稲区に住む70代の女性のもとに総務省職員を名乗り「あなたの個人情報を利用して携帯電話が契約されている。その携帯電話は詐欺事件に使われている」と電話をかけました。
その後、警察官や検事を装った者に電話を変わり「口座に入っている現金を犯罪によるものか識別するために250万円を下ろせ」などと指示をし、東京都内のアパートの一室に現金250万円を送付させ、だまし取ろうとしました。
女性は同居する娘に相談し、10月29日に警察に通報。『だまされたふり作戦』を実施し、現金の送付先に指定された東京都内のアパートに張り込んでいた捜査員が、現金を回収しに来た男をその場で逮捕しました。
警察は共謀した人物の行方を追うとともに、トクリュウや闇バイトによる犯行の可能性もあるとみて調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。