皇室で最高齢の三笠宮妃百合子さまがけさ早く入院先の都内の病院で逝去されました。101歳でした。

百合子さまは心臓に持病があり、脳梗塞などの症状のため今年3月から東京・中央区の聖路加国際病院に入院されていました。

宮内庁によりますと、7日の検査で心臓や腎臓など全身の機能の低下が確認され、眠っている時間が長くなり、連日、孫の三笠宮家の彬子さま、瑶子さま、高円宮家の久子さま、承子さまなどご家族が見舞われていました。

11日には声かけに目を開いて応えていましたが徐々に意識が低下して、きょう午前6時32分に病院で、逝去されたということです。

百合子さまは上皇さまのおじにあたる故・三笠宮さまの妃で、記録の残る皇族では最長寿の101歳でした。

3月に入院後は、口から水分や食事を摂ることは出来ないものの、落ち着いた状態が続き、6月に101歳の誕生日を迎えた際も、彬子さまなどご家族から病院で祝福を受け、つい最近まで車椅子に座るなど体調は比較的安定されていました。

百合子さまは「オリエントの宮さま」として親しまれた三笠宮さまを支え、トルコを一緒に訪問するなど2016年に100歳で三笠宮さまが旅立たれるまで75年の長きにわたり連れ添われました。

また、母子愛育会の総裁を長年務め、民族衣装文化普及協会やいけばなインターナショナルの名誉総裁などとして、日本文化の普及にも尽力されました。

百合子さまは心臓のペースメーカーを埋め込む手術や2007年には大腸がんの摘出手術も受け、おととし3月に発作性心房細動で4日間入院しましたが、今年3月に入院するまではお住いの宮邸で新聞各紙に目を通したりテレビで野球の中継を見るなど穏やかな日々を過ごされていました。

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