いわゆる「闇バイト」が関わったとみられる事件が全国で相次ぐ中、15日、大学生のボランティアと県警が長野市の信大教育学部で注意を呼びかけました。SNS上では「募集」があふれていて、応募しようとしている友人を止めたという学生もいました。
大学生:
「闇バイト、お気をつけください」
長野市の信州大学教育学部で行われた「闇バイト」に応募しないための啓発活動。警察官と一緒に県警の大学生ボランティアも呼びかけました。
県警の大学生ボランティア・坂井日佳理さん(信大4年):
「各地で事件が起きるまで闇バイトがあることを知らなかった。闇バイトは危険と同世代に知ってほしい」
首都圏では一軒家を狙ったとみられる強盗事件が相次いでいて、SNSなどで実行役を集めるいわゆる「闇バイト」の関与が指摘されています。
闇バイトは「高収入」「ホワイト案件」などと甘い言葉を並べ人を募り、応募してしまうと犯人グループに個人情報を握られ、犯罪行為に加担させられる恐れがあります。
大学生に話しを聞くと、こうした募集は長野県内でも多くあるということです。
信学生:
「『犬の散歩』の募集があって、こんなんでこんなもらっていいのか」
「『長野駅に夜の2時に、30分で終わるけど3万円もらえますと』、明らかに怪しい。行こうとしている友達を『さすがにやめた方がいい』と止めた」
身近に潜む危険。県警は他の大学でも啓発活動を行う予定です。
県警 人身安全・少年課・布施谷明子課長:
「(信大教育学部の学生は)将来、子どもたち、若い方と接する機会がある。手口知ってもらい教育していただければ」
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