■北海道猟友会が「ヒグマの駆除要請」の拒否を検討…鈴木知事は?
北海道猟友会が「ヒグマの駆除要請」の拒否を検討する中、鈴木知事は市街地での猟銃使用の要件を緩和する国の方針に猟友会の考えを取り入れるよう要請する考えを示しました。
ヒグマの目撃が相次ぐ中、北海道猟友会は自治体からのヒグマ駆除の要請を拒否するよう各支部に通知することを検討しています。
背景にあるのは砂川市のハンター池上治男さんが猟銃所持の許可を取り消された問題です。
池上さんは市の要請を受けてヒグマを駆除しましたが発砲した弾が近くの建物に当たる可能性があったとして、北海道公安委員会から猟銃所持の許可を取り消されました。
池上さんは道に処分取り消しを求める裁判を起こしましたが、札幌高裁が10月、訴えを退けたことで猟友会は理事会などを経て北海道内71支部に通知する方針です。
猟友会は11月14日、ホームページ上で「駆除要請については誠実に対処することとしており、現時点でその方針に変わりが無い」とコメントしました。
その上で行政などと良好な関係を築いている支部もあるため、出動の判断は各支部に委ねるとしています。これに対し鈴木知事は…
「捕獲従事者が不安を抱えることなく捕獲できる仕組みになるように(国に)要望を一緒にしていくことが大事だと思っています」(鈴木知事)
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