福島県いわき市の防災訓練は11月16日、三陸沖で大きな地震が発生した想定で行われ、参加した市民に断水時の給水方法やトイレカーの使い方などを説明した。
今回は能登半島地震の教訓をいかし、孤立した集落に陸上自衛隊のヘリコプターで物資を輸送する訓練を実施。沿岸部では大津波警報が発令された時に浸水想定区域を走行している路線バスが、乗客や近くの住民を乗せて高台の避難所まで送り届ける流れも初めて確認した。
参加した市民からは「いつ災害が起こるか分からないので普段から備える意味でも訓練は助かる」や「訓練するということは自分を守る、一番先に自分を守らなくてはいけない」といった声が聞かれた。
いわき市では関係機関と連携しながら地域防災力を強化することにしている。
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