百条委員会は25日に斎藤元彦氏を証人尋問することを決めた(18日、県庁)

兵庫県の斎藤元彦前知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題をめぐり、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は18日、25日の証人尋問に斎藤氏を呼ぶことを決めた。公益通報を巡る対応や告発文書に記された疑惑を総括的に尋問する。

17日投開票の知事選で再選した斎藤氏のほかに3人に出頭を求め、このうち2人は非公開で実施する。10月24、25日に知事選への影響を考慮して非公開で実施した証人尋問のうち、部長級以上などの証人は11月22日にも県議会のホームページ上で公開する。

百条委は年内に調査報告書をまとめる予定だったが、知事選でスケジュールが遅れたため、年内にまとめるのは難しいという。百条委の奥谷謙一委員長は「調査は最後まで粛々とやり遂げる」と述べた。

百条委終了後、奥谷委員長らが記者会見し「誤解や思い込みに基づき、百条委がSNSで批判された。例えば10月24、25日の百条委を不都合なことを隠すために非公開としたと拡散されたが、知事選への影響を考慮して非公開とした」と反論した。

【関連記事】

  • ・兵庫県知事再選の斎藤元彦氏「民意を受けた」
  • ・SNSの功罪映した兵庫県知事選 斎藤氏が「主戦場」制す
  • ・兵庫県知事選挙の得票確定 斎藤元彦氏、111万票で再選

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。