警察庁の露木康浩長官は19日、来年4月13日に開幕する2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場、夢洲(ゆめしま)を視察した。パビリオンの建設工事など準備が進む中、要人警護や雑踏事故対策に向け、現場の状況を確認した。
会場のシンボルは1周約2キロメートルの「大屋根(リング)」。屋上の歩道で建設中のパビリオンや大阪湾を見渡しながら、大阪府警幹部から周辺環境の説明を受けた。
万博は開幕から半年間で、約2800万人の来場が見込まれる。視察後、記者団の取材に露木長官は「警備は複雑で困難なオペレーションになる。万全を尽くすという決意を新たにした」と述べた。
夢洲は人工島で、陸路でのアクセスは橋と海底トンネル、延伸中の地下鉄の3ルートに限られる。露木長官はヘリコプターで上空から会場内外の来場者の動線なども確認し、「万博協会や鉄道事業者との協力もさらに進めていく必要がある」と話した。
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