奈良市の霊園で土の中から手首が出ている状態の遺体が見つかった事件で、71歳のアルバイトの男が逮捕されました。

■「墓地の一角の土の中から人の手首みたいなものが見える」

18日午後2時半ごろ、奈良市富雄元町の霊園で、職員から「墓地の一角の土の中から人の手首みたいなものが見える」と警察に通報がありました。

警察によると、墓石が建っていない未使用の墓地で年齢のわからない女性の遺体が見つかりました。

遺体の大部分は土に埋まっていましたが右手首とみられる部分など体の一部が出ていたということです。

遺体は服を着た状態でしたが、目立った外傷はありませんでした。

■71歳アルバイトの男を逮捕

そして、19日、警察はこの墓地に女性の遺体を遺棄した疑いで大阪府吹田市のアルバイト・蔵田隆一容疑者(71)を逮捕しました。

遺体が見つかった霊園は近鉄奈良線の富雄駅からおよそ500メートル。

周囲には住宅が建ち並んでいます。

遺体は、霊園の東側の一角で見つかり現場には土を掘り起こした跡があったということです。

警察は遺体の司法解剖を行い身元の特定を進めるとともに、当時の状況を詳しく調べています。

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