能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市で、営業を休止していた「道の駅すずなり」が28日、大型連休に合わせて営業を再開した。地元食材や特産品が買えるだけでなく市民の交流拠点でもある道の駅に「いらっしゃいませ」のかけ声と、楽しむ客の姿が戻ってきた。
午前11時の開店から住民らが詰めかけ、午後2時閉店までに約200人が訪れた。同市三崎町の住民は「待ってました」と店員にあいさつし、奥能登伝統の揚げ浜式塩田の天然塩を用いた名物のソフトクリームを手に「久々に食べられて良かった」と笑顔。市内産タケノコなども買い「地元にお金を落とし、復興の後押しになれば」と話した。
施設はNPO法人が運営。同市を訪れたボランティアからの「珠洲らしいものを買って応援したい」という声にも後押しされ、再開を決めた。大型連休中は29日と5月3〜6日の午前11時〜午後2時に営業する予定だ。〔共同〕
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