2024年8月、靖国神社の石柱に「軍国主義」などの落書きが見つかった事件で、警視庁は、器物損壊の疑いなどで、中国人の10代の少年の逮捕状を取得したことがわかりました。

8月19日の未明、東京・千代田区の靖国神社の石柱に「トイレ」「軍国主義」などの落書きが見つかり、前日の夜に、10代の少年が石柱の台座に上っている様子が防犯カメラに映っていました。

捜査関係者によりますと、その後の捜査で、落書きをしたのがこの中国人の10代の少年と特定し、礼拝所不敬と器物損壊の疑いで、警視庁が逮捕状を取得したことがわかりました。

少年は犯行後、中国のグループチャットに靖国神社を背景にした自らの顔写真や、落書き直後とみられる石柱の写真を投稿し、「クソの靖国神社」「生涯の夢が叶った」と書き込むなどしていました。

少年は、犯行の数日前に来日し、犯行後は宿泊先の新宿区内のホテルに1人で戻った後、19日午前に羽田空港から香港に向けて、出国していました。

少年は、親族とみられる女性と来日していましたが、警視庁は今回の犯行は少年が単独で行ったものとみて捜査しています。

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