福岡県は17日までの1週間に県内の定点医療機関で報告されたインフルエンザの感染者が前週の約1.8倍に増えたと発表しました
県によりますと17日までの1週間のインフルエンザの感染者は、1医療機関あたり3.49人と前週と比べて約1.8倍に増加しています。
流行入りの基準とされる1.0人を超えるのは3週連続です。
県医師会によりますと、流行入りは過去10年で2番目に早く、12月中には注意報、警報レベルに流行が拡大するおそれがあるということです。
また新型コロナの感染者も、1医療機関あたり1.15人と前週と比べ約1.9倍に増えています。
このほか手足口病は23週連続で警報レベルとなっています。
気温の低下などで体調を崩しやすくなる時期になるため、県は手洗いやうがいなど基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
■新型コロナの変異株「XEC株」が流行か
新型コロナをめぐっては今、オミクロン株の新たな変異株「XEC株」が世界的に広がりつつあります。
この株は日本でも確認されていて「今シーズンの流行は確実」という指摘もあります。
東京大学医科学研究所の佐藤教授によりますとXEC株の特徴は「従来の免疫が効きづらく感染力が強い」ということで、県などは手洗いなど対策を呼びかけています。
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