南極観測船「しらせ」が、20日、大勢の人に見送られながら出航しました。
「いってらっしゃーい」
観測船しらせは、海上自衛隊横須賀基地を出航したあと、オーストラリアで第66次南極地域観測隊を乗せ、2025年1月初旬ごろ、南極昭和基地に到着する予定です。
帰国は2025年4月の予定で、見送る家族のなかには、約半年間の別れを惜しんで涙を流す子どもの姿もありました。
今回の観測では、地球温暖化の影響で、南極沿岸部の氷がどれぐらいのスピードで解けているのか調べるため、しらせは初めてオーストラリアと南極大陸との間を2往復します。
分厚い氷を砕きながらの航海となるため、例年以上にしらせの船体に負担がかかるミッションになりそうです。
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