海外のオンラインカジノで暗号資産(仮想通貨)を使い賭博をしたとして、警視庁保安課は26日、客だった東京都や千葉県の20代〜60代の男女10人を単純賭博容疑で書類送検した。

同様のオンラインカジノで賭博をしていた全国の約130人が特定されており、24都府県警が9月以降に計57人を摘発した。残る客についても順次摘発を進める。

10人の書類送検容疑は、2023年4月〜24年9月ごろ、スマートフォンやパソコンから海外のオンラインカジノに接続し、仮想通貨に換金可能なポイントを賭け、ビデオスロットやスポーツ賭博などをした疑い。

10人が利用していたのは「ビットカジノ」「スポーツベットアイオー」「ベラジョンカジノ」と呼ばれるサイト。海外でライセンスを取得した事業者が運営し「安心・安全・楽しい」「完全日本語対応」などとうたっていた。

日本では公営ギャンブルを除き賭博は禁止されている。海外で合法のオンラインカジノであっても、日本国内からサイトに接続して賭ければ賭博罪が成立する。警視庁などはオンライン上の賭博犯罪の取り締まりを推進している。

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