ライトに照らし出され、黄金色に輝くイチョウ並木。
明治神宮外苑の紅葉スポットです。
11月23日から始まり、12月1日まで楽しむことができるイチョウ並木のライトアップ。
見ごろを迎え、歩行者天国となった通りは、スマホを手にした多くの観光客であふれていました。
観光客は、「ここに住んでいる友人が推薦してくれたんだけど、とても美しい場所だね」「とても美しいですね。かけがえのない経験になりました」などと話していました。
ルールを守って楽しむ人たちがいる一方、車の通行再開後に目についたのは、観光客による危険な行為です。
警備員:
歩道に上がってください。交通規制解除となります。歩道に上がってください。
交通規制が解除され、通りに入ってくる車。
ところが、車が走るその横では、2人組の男女が車道に出て記念撮影をしています。
初めは路肩で撮影をしていましたが、構図が気に入らないのか、徐々に車道の真ん中へ。
車が来ても全くよけず、次は撮影者と被写体が入れ替わりました。
道路での危険な撮影行為は10分以上にわたって続きました。
ルールの無視が相次いでいたのは夜だけではありません。
交通規制前にもかかわらず、26日の日中も進入禁止の路肩に人があふれていました。
外国人の観光客のツアーとみられる団体が車道に立って写真撮影を行うなど、無法地帯化しています。
日本語での呼びかけに反応を示さない、外国人観光客らしき一団。
さらには「立ち入り禁止」と書かれた黄色のテープをわざわざくぐって車道に出る外国人や、路肩にカメラスタンドを立てて堂々と集合写真を撮り続けるグループもいました。
赤信号に変わった横断歩道からの撮影も相次ぎ、いつ事故が起きてもおかしくない状況です。
当人たちはどう思っているのでしょうか。
ベトナムからの観光客:
年に1回くらいだから頑張って写真を撮る。
フランスからの観光客:
(Q.クラクションを鳴らされていたが?)ああ、パリでは普通ですから。車の運転はすごくゆっくり運転してるし、フランスほど(危険)じゃない。
どうすれば安全に楽しめるのでしょうか。
日本人観光客:
お構いなしの人も多かったかもしれないですね。ルールを守らない人は守らないから、何やっても無理な気がする。
イチョウ並木を管理する東京都は、2024年から4カ国語で表記されたテープを現場で使用。
歩行者天国ではない時間帯は車道に入らずに紅葉を楽しんでほしいとしています。
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