新潟県警や長野県警・石川県警・富山県警・栃木県警の合同捜査班は、ベトナム国籍の男ら5人による広域連続侵入窃盗事件の捜査を終結したと発表した。新潟や埼玉などで繰り返された犯行の被害総額は2500万円に上り、今年1月に発生した能登半島地震で被災した住宅などを狙った犯行も判明している。
■被害金額は約2500万円…犯人は元技能実習生などのベトナム人の男ら5人
住居侵入・邸宅侵入・窃盗・窃盗未遂の疑いで、これまでに5回逮捕されているのはベトナム国籍の24歳~35歳の男5人だ。
男らは2023年12月ごろ~今年4月上旬までの間、共謀の上、窃盗の目的で新潟・富山・石川・栃木・群馬・埼玉・福島・長野の8県の住宅や空き家に侵入。
あわせて現金1000万円のほか、腕時計やネックレス・指輪や電化製品などの物品(時価合計約1500万円相当)を盗んだ疑いが持たれている。
警察によると、5人のうち3人は技能実習生として来日したものの、実習先から逃亡していて、5人とも不法滞在状態だった。
5人の中にはSNSを通じて仲間になったものもいるとみられていて、各地のホテルを転々としながら犯行を繰り返していたという。
■犯行は一般住宅だけでなく被災地でも「そこに行けば取り放題だと思った」
深夜帯に住宅等の窓ガラスなどを割って侵入し、犯行を繰り返していた5人。
今年1月1日に発生した能登半島地震以降には、「そこに行けば取り放題だ」などと、被災した住民が不在だった石川や富山の住宅に侵入し、犯行に及んでいた。
5人は盗んだ金などは生活費やギャンブルに使っていたとみられている。
警察の調べに対し、男らは「私たちがやったことに間違いありません」と容疑を認めている。
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