犯罪によって得た収益のマネー・ロンダリング(資金洗浄)について、国家公安委員会が今年の調査書を公表し、首都圏の連続強盗事件にも関与しているとみられる匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」について初めて記載されました。

犯罪によって得た収益の出所がわからないようにして捜査機関による検挙を逃れようとする「マネー・ロンダリング」(資金洗浄)について、国家公安委員会は毎年公表している調査書を今年も公表しました。

今年の調査書にはマネー・ロンダリングを行っている主体に、初めて匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」が記載され、「強盗や悪質なリフォーム業など様々な犯罪で得た資金を風俗営業などの新たな資金獲得活動にあてるなどし、犯罪収益を還流させながら、組織の中核部分が利益を得ている」と指摘しています。

さらに、「トクリュウ」によるマネー・ロンダリングの手口について被害者から得た資金が、運搬役によって外国に持ちだされその後、中継役を経て外国の犯行拠点に渡っている実態なども記載されました。

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