SNSで男性を装った人物と知り合った松江市の60代の女性が、「あなたは世界にたった一人しかいない相手です」などとの好意があるかのようなメッセージをきっかけに投資に誘われ、合わせて355万円をだまし取られる「SNS型ロマンス詐欺」の被害にあったことが分かり、警察が注意を呼び掛けています。
被害にあったのは松江市の60代の女性です。警察によると女性は、2024年7月下旬、SNSで「佐藤」と名乗る男性を装った人物からダイレクトメッセージが届き、連絡を取り合うようになり、「佐藤か」から「あなたは世界にたった一人しかいない相手です」などと好意があるかのようなメッセージを受け取っていたということです。その後、「投資の勉強をした方がいい」と投資に誘われ、指示に従って暗号資産を扱うサイトの説明を受けるとともに、10月中旬には初めて指定された口座に投資目的でお金を振り込んだということです。
女性は、「佐藤」から儲けた分として口座にお金が振り込まれたため信頼を強め、その後も指示に従って口座にお金を振り込み続けていたということです。しかし女性が儲けたお金を引き出さそうとしたところ、「佐藤」から操作ミスで口座が凍結された。「解凍検証金」として約200万円を振り込む必要がある。口座が解凍されれば、「解凍検証金」も返金されるとの説明を受けたことから、女性は口座に200万円を振り込んでしまったということです。
女性はその後、「佐藤」から口座は解凍されたが、お金を引き出すには、税金が必要だと言われ、お金を引き出すことが出来ないことから騙されたと感じ、警察に相談。詐欺被害にあったことが分かりました。
警察は、SNSやネット上で知り合った人から儲け話を勧められるなどのケースは詐欺を疑い、1人で判断せず警察に相談してほしいと呼びかけています。
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