92歳の母親の首を絞めて殺害した罪に問われている男が裁判で、「母から頼まれた」と主張しました。

前原英邦被告（61）は2022年、東京・葛飾区の自宅で、同居していた母・房子さんの首を絞めて殺害した罪に問われています。

前原被告は東京地裁で開かれた初公判で、「母を殺したのは私ですが母から頼まれてしたことです」と述べ、起訴内容を否認しました。

検察側は冒頭陳述で、「被害者の年金を家賃や債務返済に使い生活が持たないことから、犯行を考えた」などと指摘しました。

一方、弁護側は、「『いっそお前の手で死なせて欲しい』と母親から言われていた」と訴えました。

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