「痛い!やめろよ!」
11月30日の東武池袋駅。多くの人が行き交う地下通路が騒然となった。
多くの人が列をなしていたのは、大人気コミックの新刊販売を記念した広告だった。
「後ろを振り返ったら、大量にとってる人が」
この日、多くの人が列をなしていたのは、大人気コミックの新刊販売を記念した広告。
この記事の画像(12枚)巨大ポスターにグッズが貼り付けられていて、前を通る人が剥がして持ち帰れるというもの。
グッズは2種類あるイラストカードで、これを1枚ずつ持ち帰ることができるはずだった。
ところが…。
関係者:
中止になりますので。
女性:
やめなさいよ!
止めに入った男性:
これはひどいだろ、こら!
走ってきた人物の手元を見てみると、合わせて2枚までのはずのカードが大量に握られていた。当時、訪れていたファンのひとりは、突然ルールを無視する人物が現れたと話す。
イベントに参加したファン:
急に後ろから、わーみたいな声がすごい聞こえて、後ろを振り返ったら大量に取ってる人がいるみたいな状況で。
別の参加者によると、待機の列に並んでいたところ、近くの柱のあたりから4、5人が突然割り込み、カードを大量に剥がして持ち去ったのだという。
女性:
こんなに並んでるのに…。
この割り込んだ一団、決して作品のファンという訳ではないようだ。
イベントに参加したファン:
ちょっと声聞こえた時に、「これ何のやつ?」とか。もしかしたら転売目当てなのかなというふうには、ちょっと思った。
フリマサイトを見てみると、あのカードの2枚セットが5000円前後で売りに出されていた。
やはり、こうした高額取引をもくろんだものだったのか。
イベントに参加したファン:
(11月)25日に1回(同じ無料配布広告が)あったんですけど、その後に売られた物が5000円とかすごく高くなっていて、それに転売ヤーが目をつけて…。
今回の持ち帰り広告が行われたのは、11月25日に続いて2回目。
その時のカードが高額で“出品”されていたことに目を付けたのではないかという。
ファンは、配布方法の見直しを含めた対応を求めている。
イベントに参加したファン:
本当に好きな人の手元に渡らないというのは悲しい。係の方が配布するとか、そういう工夫があったらもう少し違ったんじゃないかなと感じます。
(「イット!」 12月3日放送)
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