沖縄県警は2日、銀行職員になりすまして高齢女性の自宅に出向き、キャッシュカードをだまし取る「預貯金詐欺」をしようとしたとして、浦添市の無職の容疑者(24)を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認め「ネットの闇バイトの募集に応募した」と供述しているという。

(資料写真)パトカー

 県警によると2日午後2時ごろ、北谷町の80代女性の自宅の固定電話に、役場職員や銀行職員を名乗る人物から「役場から還付金がある」「手続きのため金融機関の職員がキャッシュカードを受け取りに行く」と電話があった。

 不審に感じた女性が通報。警察官が女性の自宅近くで張り込んでいたところ、容疑者が同2時50分ごろ訪れ、女性からカードを受け取ろうとしていたため現行犯逮捕した。

 県警組織犯罪対策課によると、3日時点で今年の特殊詐欺の被害認知件数は144件(被害額約2億円)。昨年に比べて、件数は約3倍増えている。

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