熊本県庁(熊本市中央区)前のイチョウ並木が最後の見ごろを迎えている。県によると、暑さが長引いた今季は、昨季よりも落葉時期が1週間ほど遅く12月上旬の間は楽しめるという。
県庁の正門から続く長さ180メートルのプロムナードには、肥後54万石にちなみ54本のイチョウが並ぶ。冬晴れの日は、親子連れやカップルらが眺めたり、写真を撮ったりしている。
施設に入所する弟を見舞いに行く前に立ち寄った県庁近くに住む男性(83)は「何度見てもきれい。写真を撮って、弟に見せようと思う」と話した。
県財産経営課によると、地面に散ったイチョウは少なくとも今週いっぱいは残す予定。「もう少しの間、黄色のじゅうたんが楽しめます」と話した。【山口桂子】
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