日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受け、国内の酒類メーカーが加盟する組合が祝杯をあげました。
日本酒や焼酎など約1800の酒類メーカーからなる組合は登録が発表される瞬間を東京都内で見守りました。そして登録が公表されると拍手と歓声に加えて、乾杯の掛け声が響きました。
日本酒は10年前の和食人気ととともに海外でも広がっていて、日本酒の海外輸出額は10年前の約4倍の400億円台に増えています。インバウンド客向けに酒蔵を見学する「酒蔵ツーリズム」を実施する自治体も増えているということです。
日本酒造組合中央会の宇都宮理事は「お酒を国内外に売ることをいままでやってきたが、酒造り自体を地域の資源として考えて収益として考えて行くのはこれから非常に重要なことだ」と強調しました。
また、日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会の小西新右衛門会長は「今回このユネスコの無形文化遺産の登録で、(日本酒などに)弾みがつくんじゃないかなと思って期待しております」などと意気込みを語りました。
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