マッチングアプリで知り合った日本人女性を名乗る人物からうその話をされ、山口県下関市の40代の男性が現金約1300万円をだまし取られたことがわかり、警察は恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取るロマンス詐欺事件として捜査しています。

下関警察署によりますと9月16日、山口県下関市の会社員の男性(40代)はマッチングアプリを通じて日本人女性を名乗る人物と知り合い、SNSでやり取りしていたところ、その人物から「老後の生活のため、一緒にネットショップを運営してがんばる」などと持ちかけられ、ネットショップの経営と専用サイトでのアカウント作成を勧められました。

その後、男性が指示通りネットショップの開設手続きをしたところ、女性を名乗る人物と「オンラインサポート」を名乗る人物から「商品を仕入れるための費用やショップの運転資金が必要である。保証金を支払う必要がある」などと言われました。

男性はこの話を信じ込み、9月29日から11月17日にかけて30回にわたり指定の銀行口座に計1361万5000円を振り込んで、だまし取られたということです。

警察はSNS型のロマンス詐欺事件として捜査するとともに、「SNSでお金を要求するのは詐欺」として注意を呼びかけています。

山口県内では4日にも、同様の手口で広告代理店の運営を持ちかけられ、下関市の40代男性が現金約1200万円をだまし取られる被害が発覚しています。

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