今週末、今シーズン最も強い寒波により平地でも降雪が予想される中、12月5日、新潟県柏崎市で国や県などが連携し、除雪作業の支援体制を確認する訓練が行われました。

5日、北陸自動車道の柏崎インターチェンジで行われた合同訓練。

【記者リポート】
「大雪で車両の通行ができなくなった場合を想定し、NEXCO東日本・県・国が連携し、それぞれの除雪作業の支援体制を確認します」

訓練には、国や県・NEXCO東日本から約30人が参加しました。

訓練の場所となった柏崎市ではおととし、記録的な大雪により柏崎インターチェンジの近くを通る国道8号線で約38時間にわたる車の立往生が発生。

これを受け、3つの機関は互いに除雪作業の支援を行う覚書を締結し、5日は柏崎地域で初めて訓練を行いました。

【NEXCO東日本】
「こちらNEXCOの管理事務所になります。大雪のため、柏崎インターチェンジ、ランプ部の除雪支援をお願いいたします」

【新潟県】
「柏崎市振興局です。了解しました。日吉町方面から除雪ドーザ1台を派遣します」

訓練では、大雪により高速道路や高速道路につながる国道の除雪が追いつかず、車の通行ができなくなった場合を想定し、NEXCO東日本が国や県に除雪の協力を要請。

連絡を受けた機関が支援に駆けつけるまでの手順を確認していました。

【北陸地方整備局長岡国道事務所 山田宗明 副所長】
「大雪になった場合、インターチェンジから国道へのアクセスというものが非常に重要になってくる」

国や県などは、今後も大雪に備え、さらなる連携強化を図っていきたい考えです。

【北陸地方整備局長岡国道事務所 山田宗明 副所長】
「国・県・市・NEXCO、それから県警本部といった多くの機関が連携をすることによって、より早く、より確実に除雪をする、そして皆様の生活と安全を守るということに尽力していきたい」

本格的な降雪シーズンを迎える中、国などは大雪が予想されている時には不要不急の外出をしないよう呼びかけています。

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